東村山市じんけんのもりプロジェクト
平成21(2009)年、東村山市は、「いのちとこころの人権の森宣言」を行いました。そして、入所者自治会による寄附を元手とした人権の森構想推進基金を創設し、基金を活用した普及啓発活動を開始しました。エンジンルームは全体のクリエイティブディレクションを担当し、コピーライティング、ロゴマークの開発、ホームページ、じんけんのもりポスター、DVD(ひいらぎとくぬぎ)を制作しました。
シンボルマークの開発
古代漢字の森をデザインし、人の形を浮かび上がらせたシンボルマークは、多磨全生園の森に宿る二つの記憶を表しています。
ひとつは、「人を内外に分ける森」。 壁のような柊の垣根に囲まれていたかつての多磨全生園です。もうひとつは、「人を抱き、まもる森」。
多磨全生園に住まう人々が故郷への想いを込め、一本いっぽん植樹し育てたゆたかな森です。
多磨全生園がたどってきた人と森の関係を、より多くの人に語り継ぎ、人権の大切さをひろめていく、
そのきっかけとなることがシンボルマークの役割です。
「人を内外に分ける森」《怒哀・憎》 いのち、癒す森。
「人を抱き、まもる森」《喜楽・愛》 いのち、育む森。